溶射について

◆溶射 - メタリコン - Thermal Spray

 溶射とは燃焼ガス・アーク・プラズマ等の熱源により溶融した金属(亜鉛、アルミニウム、亜鉛・アルミニウム合金、アルミニウム・マグネシウム合金等)を製品に吹き付けることにより皮膜を作るコーティング技術。他の表面処理技術には無い特徴を数多く持ち、各種産業分野で利用されています。当社のお取引先も、各種目的に応じた最適な加工法・材料を選択し施工しています。

  溶射の発明は20世紀の始めスイスのDR.Schoopという人が、子供がおもちゃの鉄砲で鉛の玉を壁に撃ってくっつけて遊ぶのを見て考えついたと言われています。

 

◆金属溶射 施工フロー(アルミニウム編)

 養生/清掃……素地調整に支障をきたさないよう

   ↓      清掃と養生

   

 工程管理………成績検査・工程写真の作成

   ↓

 素地調整………ブラスト処理

                            (研掃材はスチールグリット使用)

        ○目視:旧塗膜や腐食錆の除去

   ↓     ※ISO8501-表面清浄度の

         目視評価Sa2.5以上

          ○機器:表面粗さRz50μm程度  

 金属溶射………アルミニウム溶射 

        1 ガス溶射

                           (プロパン、アセチレンガスによる溶線)

   ↓      2 アーク溶射(電気による溶線)

        ○機器:膜厚測定

          ○目視:密着試験

 保管搬出